タバコを吸う人も吸わない人も。受動喫煙は、ルールで共存する社会が必要

“マナーが悪い”

一般的に、“マナー”と聞いて何を連想するだろうか。食べ物を切るナイフは右手、フォークは左手。フォークとナイフは外側から置かれているものから取る。筆者が真っ先に思いつくのがテーブルマナーである。

と言うと、“口を開けて音と立てて食べる”とか、“スープをすする際に音を立てる”とか、皿に口をつけない、口に物が入ったまま喋らないなどなど。一般的に見て、誰もが不快に思う行為こそマナーが悪い、マナー違反だと言われることだと思っている。タバコの話に戻すと、受動喫煙防止を目的として2019年7月1日より、原則敷地内禁煙(学校・児童福祉施設・病院・省庁)が施行され、喫煙所が撤去。2020年4月は、原則屋内禁煙(喫煙専用室なら喫煙可)となる。

“どうしても喫煙者がマナーを守らないなら、仕方がない、ルールを作りましょう”

国が動いてルールを作った。テーブルマナーも行儀が悪い、クチャクチャ音を立てて食べられては、相手も見てて嫌な気分になる。しかし、タバコを吸う行為は、そこまで行儀が悪いのか。そこまで行儀が悪い人が今まで居たのかと思うと疑問を感じる。いつからだろうか、『受動喫煙』が公害認定され、タバコは吸うそのものがマナー違反であるといった風潮にここ数年で大きく変わったことが、“タバコを吸う人はマナーが悪い”と話がすり替わってしまったように感じる。

タバコを吸う人にとって、とっても肩身の狭いルールが制定されるわけだが、そもそもマナーが悪い人はタバコを吸う人ではなく、“受動喫煙という存在”がマナーが悪いわけで、受動喫煙が起こらない環境になれば、誰もがタバコを吸う行為に目くじらを立てる必要はそもそも無いのである。

ルールが出来てしまった以上、目くじらを立てられる事は無いよう、喫煙者は注意が必要である。テーブルマナー同様、受動喫煙が起きる行為が不快な行為として認定されてしまったのである。具体的にどういった行為か。

 

ルールで共存する社会を作る

喫煙ルーム、喫煙コーナーがあるところもあれば、いまだに路上喫煙所も多数見受けられる。

・喫煙所でのみ喫煙すること

・非喫煙者が近くに居る時は吸わないこと

前者は当然と言えば当然だが、受動喫煙を考慮すると、後者も意識する必要がある。つまり、屋外の喫煙所でタバコを吸う際、近くに非喫煙者がすれ違う際は、出来るだけ吸う行為を辞めなければならない。つまり非喫煙者が“これは受動喫煙だ!”と認定する行為は禁止となった、これがルールなのである。まさに主観ではないか?と思われるかもしれないが、一人でもそう感じる可能性がある行為は避けるのが得策だと思う。携帯灰皿を持って、適当な場所でタバコを吸う行為はもっての外だ。

さて、非喫煙者はどうか。お互いのためにある一定のルールは必要だと筆者は考えている。

・喫煙所がある場所を把握して、出来るだけ近くを通らない

・喫煙所じゃない場所で吸っていない人を見かけたら、出来るだけ注意する

日本受動喫煙ゼロ協会は、吸う人も吸わない人も共存できる社会を目指して、2018年7月に設立された一般社団法人である。電子タバコ業界やタバコの代替メーカーが加盟しており、受動喫煙のルールに基づいて、適正な商品を開発する企業を応援している。今後、喫煙者も非喫煙者もルールを守り、社会の秩序が保たれるためにも、企業はさらなる努力をし、社会のためにも積極的に取り組んでいく必要がある。

タバコに不快に感じる人は喫煙所を避け、違う道を通ることも意識される事もルールの一つだと思う。「いや、あんな健康に悪いタバコを吸う人が全面的に悪い!」という言い分もあるだろうが、その議論はまた別の機会にして、今制定されたルールの範囲で、共存する社会づくり目指す方が良いのではないだろうか。何度も言っている通り“受動喫煙という奴”が太刀が悪いわけで、それが起きる行為は注意すべきである。難しい事はではあるが、喫煙所ではない場所で喫煙している人を見かけたら、一言注意する勇気も必要だし、注意された人も、二度とルールを守らない喫煙をすることは避けないといけない。今後、タバコを吸う行為そのものがルール違反、となってしまっては、後の祭りである。

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